トマムは道内旅行の行き先としてさほど優先度が高くはありませんでしたが、なんとなくどうみん割のプランを見たら安かったので行くことにしました。
5月に旭川や富良野に行った時にはトマムはまだ夏モードと冬モードの入れ替え時期だったので旅程には組み込みませんでしたが、今は夏の装いを楽しめるといういうことがわかったのも行こうと思った一因です。
旅の目的
夏季シーズンのトマムに行くからには雲海を見たいと思っていました。また、広大な敷地でのんびり過ごしたかったので、天気予報を見て晴れの日に狙いを定め2日前にホテルとレンタカーの予約をしました。
行ってみてわかりましたが、肌寒い上に雨だと移動で歩く気分にもならないので天気が良くて本当に良かったです。
旅程
1泊するだけだったので以下の簡単な旅程になりました。
1日目: 札幌 → トマム
2日目: トマム → 岩見沢 → 北広島 → 札幌
トマムの帰りに岩見沢にある万字炭山森林公園と北広島にあるくるるの杜及びイオンに寄りました。
1日目
8時に車を借りて夕張のCOOPで夕飯の一部を購入し、トマムに行きました。高速道路を使わなかったし夕張にも寄ったので4時間近くかかりました。
夕張には5月にも行きましたが、再度行くことになるとは思いませんでした。
昼頃にトマムに着いたので、チェックインを先にしてファームエリアのベンチで持参した弁当を食べたりハンモックを体験したり山羊と触れ合ったり散歩したりしなどして過ごしました。この日は団体客のおかげか平日にも関わらずGW以上の稼働率だったそうです。
北海道は自然が多いですが、このような人の手が十分に入って管理されたアウトドア用の服装や靴無しで行ける自然風の開けた場所というのは多くはありません。
2時間くらい外にいて少し寒くなってきたのでラウンジで無料の飲み物を飲みながら持参したおやつを食べ時間を潰して15時になったら部屋に移動しました。
団体旅行の人や修学旅行生などもいたので、混み合う前にと早い時間に浴室に行ってその後は部屋で過ごしました。夕飯にはCOOPで購入した食べ物と家から持参したサラダを食べ、夜には水の教会を見学し、就寝しましたがベッドが合わず熟睡できませんでした。
2日目
雲海テラスに行くためのゴンドラは5時から運行開始で、早く行かないと行列になるということだったので4:45くらいに部屋を出て乗り場に向かいましたが、既にかなりの人が並んでいました。結局乗るまでに1時間以上かかり45分くらいを屋外で待ちましたが、この時期より寒い季節だと厳しいと思います。中には次の予定があるからか列を離脱する人もいました。
なお、雲海テラスのゴンドラはJTB用のファストトラックがあり、JTBのツアー客は列に並ばずに乗れるようです。
テラスに着いた時にはもう雲海は消えかかっていましたが、トマム山の山頂まで行くと別方向に雲海が見えたので良かったです。ゴンドラからは朝食中の野生の鹿を何頭か見ることができました。
雲海自体は飛行機の窓から見るものと大して変わらないし時間帯や天候によっては飛行機で眺めるものの方が綺麗ですが、山との組み合わせや窓越しではないところに価値があると思います。
山頂に行くには散策路の途中の分岐で入山届を出して往復40分くらいの道のりで、スニーカーでも行けますがトレイルを覆い尽くさんばかりの笹やその他の植物に朝露がついていてそれがパンツにつくため、コットンのパンツだと多少濡れてしまいます。またダニもいるそうなので長袖長ズボン、長めの靴下が良いでしょう。
雲海テラスから帰って朝食を摂りました。朝食会場は2カ所あり、今回は海鮮丼がウリではない方のレストランに行きました。内容はOMO7 旭川のものの種類を増やした感じですが、生野菜や果物が少なかったのが残念です。
11時にチェックアウトして帰路につきましたが、そのまま帰ってもつまらないので万字炭山森林公園に寄りました。
一部工事中でしたが新緑の散策は清々しかったです。開けた場所は展望所だけですが、ツバメ(ショウドウツバメ?)が縦横無尽に空を舞っていました。
くるるの杜に寄り、チェックインの時にもらった北海道応援クーポン4,000円分で野菜果物を大人買いしようと思いましたが、欲しいものがそんなに無かったので近くにあるイオンモール札幌平岡に寄って高騰している玉ねぎなどを購入し帰宅しました。
費用
費目 | 支出 | メモ |
---|---|---|
レンタカー | 6,500円 | 36時間 |
ガソリン | 2,600円 | |
ホテル | 12,800円 | どうみん割プラン |
夕飯 | 900円 | |
合計 | 22,800円 |
北海道応援クーポン4,000円分は野菜や餅といった日常で使うものの買い物に使いました。
感想
写真にもある通り、青い空と新緑を満喫し目の保養になりました。週に一度くらい円山という低い山に登っているので緑を見る機会は比較的多めですが、やはりスケールが違うと受ける印象も全く異なります。
また、運転していたので撮影はしてませんが、原始林を貫く道路やどこまでも続く平原などの、札幌の街中にいると見ることのない北海道らしい風景も良かったです。
トマムのホテル群はバブルの頃に建てられたものだそうですが、今の時代では環境・景観保護の観点や収益性の観点から建てることが難しいと思います。そのようなバブルの残り香を実際に稼働している博物館として味わうことができたのは良い経験でした。ハード面はエレベーターが少ないなどの設計の古さや内装の古さが目立ちますが、30年も前に建てられたものと考えると、よく状態をキープできているなと感心します。もちろんWifiなど近代になって必要になった新しい仕組みにも対応しています。
大箱なので修学旅行生や団体旅行者も数多く、そういう場所という前提で行けば特に期待値に満たないということはないと思います。通常価格で行くと割高感はありますが、あの広大な敷地を手入れするコストを考えると仕方ないのかもしれません。
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