本当の人生はじめました

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中年期を過ごす場所を決める

以前、我々の中年期を過ごす場所をどうしようかという話を妻と何度かして今後の方針を固めました。

大方針

60歳くらいまでは、住むところや期間にあまり縛られずスロートラベルを楽しみさまざまな経験をすることを主眼に置きます。また、所有するものは少しが良いです。

希望の条件

1. 気候が良いところ

暑くもなく寒くもなくという場所が良いですが、特に私は汗をかきやすく暑い場所での不快感が大きいので、夏にさほど暑くはないところが良いです。

2. 都会

2年間横浜市の郊外に住所を置きました。

徒歩圏にショッピングモールがあり、20分くらい電車に乗れば横浜駅まで行けるので購入前や購入当初は便利そうで良いと思っていましたが、10分歩いて駅まで行き本数のさほど多くない電車を待ち、電車に乗って横浜駅まで行って遊んで帰るのが面倒な上にお金もかかるため、実際に行ったのはJREポイントと引き換えでもらったルミネ商品券の消費を兼ねた数回程度です。歩いても2時間近くかければ行けますが、道があまり良くないので歩いて楽しい道中ではなく1-2度通れば飽きてしまいます。

「電車に20分乗れば行ける」は出勤や客先訪問をしていたサラリーマン時代であれば何でもないことでしたが、リタイアした今となっては意外とハードルが高くなってしまいました。このため、徒歩圏でその都市のカラーが感じられるような場所に住めなければその都市に住む意味はあまり無いというのが今の思いです。

購入した家の徒歩圏には行きたくなるような個人店は皆無なのでショッピングモールに行くしかなく、そことの往復だけになってしまい日常生活がマンネリ化するまでには多くの時間は必要ありませんでした。

次に生活する場所は以下の場所が良いと思っています。

  • その都市のカラーが感じられる場所
  • 徒歩圏内にある程度の数の魅力的な個人店があるところ

郊外のベッドタウンや田舎の場合、都道府県や都市圏のカラーというのは一部を除いてあまり関係なく日本の中であれば下のtweetのような感じでありどこでも大して変わらないと思います。

3. 自然が近い

海水浴ができる海か軽くハイキングができる山のどちらか一方に徒歩か公共交通機関で安価にアクセスでき、もう一方に車で1時間半程度でアクセスできるところが良いですが、2に書いた通り日常を自然の中で過ごす田舎暮らしがしたいわけではありません。田舎暮らしはそのメリットを享受しようとするとDIYのためや移動のために多数のものを所有しなければならないので、我々の指向とは相入れません。

4. 地元の野菜がたくさんある

野菜は我々の日常の食生活を支える食べ物ですが、その地や近隣産のものが多く売っている場所が良いです。

5. 病院が多い

年を取るまでは質の良い医療を受けたいためです。量と質は必ずしも一致しませんが、選択肢があるというのは良いことです。

6. 住んでいる人や住んだことのある人に好かれている都道府県

住むのはたった一つの市区町村なので都道府県という大きな単位のぼんやりしたプロファイルを当てはめてしまって良いものかどうかわかりませんが、その地域が持ち合わせている以下の要素を参考にします。

  • 寛容性
  • 離脱意向
  • 幸福度

これらのプロファイルはこちらの資料に記載されています。

候補地

お試しで以下の都市に住みました。試せないと候補にはなり得ないのでこれ以外の都市は候補ではありません。

東名阪は都市圏が大きすぎ、ベッドタウンではない場所にリーズナブルな住まいを借りることの難易度が高いし、仕事や特別な趣味などの大都会在住でしか満たせないことには興味が無いのでそこに住む必要性を感じません。

各都市の滞在歴

札幌

札幌には5月中旬から6月中旬までと8月9月の3ヶ月間滞在しました。いずれも中央区地下鉄東西線の西11丁目駅の南側、大通公園中島公園に徒歩で行ける場所です。

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札幌大通公園

京都

京都には10月半ばから一月半滞在しました。場所は中京区の二条駅四条大宮駅の近くです。

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三条会商店街

福岡

福岡には12月から1月中旬まで滞在しました。場所は博多区の千代という地域で、地下鉄箱崎線千代県庁口駅近辺です。

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キャナルシティ

那覇

まだ半月程度しか経っていませんが、那覇市の壺川という地区に滞在しています。2月末まで滞在予定です。

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ゆいレール壺川駅付近

項目ごとのコメント

都市全体というよりはお試しで住んだ所在地近辺の印象が色濃く反映されているかもしれません。また、その地方をジャッジする意図は無く私たちの生活に合うかどうかという視点での個人の感想・印象です。

気候

京都は冬寒く夏暑いという気候で、福岡は京都と同じような気候ですがそれにPM2.5や黄砂が加わります。那覇は年中暖かいですが雨や台風が多く、札幌は夏が格別ですが1年の半分近くは寒いです。

過酷な気候から逃れるための避難と月単位での旅行を兼ねる場合、京都福岡に住むと夏と冬の2回そこを出なければなりませんが札幌は冬だけの一度で済みます。那覇からは避難する必要が無いため冬に限らず目的地の気候に応じていつでも出られます。よって以下の順列です。

那覇 > 札幌 > 京都 > 福岡

街のわかりやすさは通りが格子状になっていて平坦な札幌と京都です。福岡と那覇はグネグネしていて結構起伏があり、渋滞が多いです。

京都は四条や烏丸などの大通りは良いですが街中の通りは狭い上に車やバイクの交通量も少なくはないので危ないです。福岡は車が停止線で止まらなかったり横断歩道で待っていても停まる車がいないし、横浜市よりはマシですが自転車が歩道を爆走してくるなど運転者の交通マナーが悪い印象です。札幌は歩道が広く歩きやすいし街中に大通公園中島公園円山公園北海道大学といった緑豊かな場所がいくつかあります。

札幌は受動喫煙がひどくなければ完璧なのですが、札幌市には受動喫煙防止への取り組みのやる気を感じません。

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札幌: 禁煙の看板の前で喫煙するサラリーマン

徒歩での買い物と公共交通機関が便利なのは那覇以外ですが、その中でも最も便利なのは福岡でしょう。以前にも福岡の印象として何度か書いている通り、まさにミニ東京です。

外食においては、我々が月一で行きたいと思っている"キッチンが見えるカウンター席がある小さな店で店の人と会話しながら2時間くらいのランチコースを一人あたり10,000円未満で楽しめる店"の選択肢が豊富なのは間違いなく京都と福岡で、札幌はこれらの都市に比べると圧倒的に選択肢が少ないです。那覇は今の所のリサーチ結果ではそういう店の選択肢はありません。

害獣の面では那覇と京都は猫が多く札幌はカラスが多いです。害獣が多いかどうかは、人の迷惑を考えずに動物に餌付けをしたりごみを散らかす無責任な人が多いかどうかの指標にもなると思います。

街の作り、交通、買い物、外食等諸々を考慮した街の評価としては以下の通りです。

京都=>札幌>那覇=>福岡

自然

山関連のベストは円山・藻岩山に気軽にアクセスできる札幌です。京都にも京都一周トレイルやその一部である大文字山比叡山がありますが、針葉樹林なので好みではありません。福岡では山に行っていないのでわかりませんが市街地の近くには油山があるようです。ただしあまり眺望が良くないそうです。

海へ気軽にアクセスできるのは福岡と那覇ですが、福岡の気軽にアクセスできる海は泳いだりシュノーケリングをする感じの水質ではなさそうです。

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福岡市 生の松原

京都から海に行こうとすると高速道路必須で1時間半くらいかかります。札幌は車で40分くらいで最寄りの海水浴場に行けますが、空いているところでシュノーケリングをするとなると1.5時間かける必要があります。

札幌>京都=那覇=>福岡

食材

冬でも地元の野菜が安価に入手できるのは福岡と那覇です。我が家では和食の本流のような料理は塩分と糖分が多いためしませんが、スパイスを多用した西アジア料理のフュージョンはよく作ります。今の食生活は、ほぼ毎日昼か夜にレンズ豆やひよこ豆のスパイスカレーやスパイススープを食べています。その観点ではコリアンダー(パクチー)や生のウコン(ターメリック)のようなエスニックな食材が安価に入手できる那覇は断トツです。

札幌は冬には現地で獲れない上に本州からの輸入には輸送コストがかかるので未経験ですが期待薄です。夏場は種類も価格も申し分ないので冬だけが課題です。

沖縄は魚介類があまり美味しくないとか北海道は魚介類の美味しさが格別といった話を見聞きしますが、我々は魚介類も肉も乳製品も卵も食べないので評価外です。

那覇 = 福岡 > 京都 = 札幌

医療

那覇と京都では行っていないのでわかりませんが、京都の街中にはあまり個人のクリニックは無かった印象です。札幌は数も多く選択肢が十分にあり、選んだところも親切でよかったです。よってこの項目は評価不能です。

居住中や引っ越した住民から好かれているかどうか

どの道府県も離脱意向が低く、寛容性が高く幸福度も高いので順列はつきません。

結論

上記を勘案した結果、住民票を置いて本拠にする場所は札幌に決まりました。ただし冬の間のうち3ヶ月程度は国内・海外の他の地域に避寒することが必須です。避寒できない、または避寒をもってしても札幌の厳しい冬に対応できないと判断した場合は那覇を本拠にすることになると思います。

那覇は我々にとっては気候が最高なので飽きなければ年中いられる場所だと思いますが、医療の質が未知数なのと島なので車で行ける範囲が狭いです。沖縄内での旅行であれば歳をとってからでもできそうだし、歳をとってから病気になったら治すよりは例え体に悪くとも痛みや苦しみを取り除き死ぬまでを穏やかに過ごすことを主眼に置く方が良いため、医療の先端性や質についてはあまり重視することではありません。このため沖縄在住は今でなくても良いと結論づけました。

以前読んだDie With Zeroにも書いてありましたが、今の年齢でしかできなそうなことをするという意味では今住むべきなのは沖縄よりは札幌、というか札幌を中心とした北海道全域だと思った次第です。

例えば天候が良いからということで翌週から一週間の道北旅行に行こうみたいなことは在住していないと難しいです。

福岡と京都は気候が厳しいため夏と冬それぞれでどこかへ避難しないとならず、その場合年の半分くらいしかその場にいないことになってしまい、持ち家のあった神奈川となんら変わることがなく移住する意味が半減するので候補からは外れます。両方とも良い飲食店が多いですが、月に1-2度しか外食に行かないのであれば気候ほどには重視する内容ではないし、もしどうしても行きたい店があるという場合は1-2泊から1週間程度の短期滞在をすれば良い話です。







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